2019年02月27日

墨絵アートてぬぐい〜2019早春・椿・梅・龍虎

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巨勢山のつらつら椿 つらつらに 見つつ思はな巨勢の春野を(万葉集)

お待たせしておりました、新春の新しい作品です。
昨年から取り組んでおります、日本の花と歌シリーズ、今の季節に相応しい椿紅梅でございます。

花を魅力的に描けない事に悩み、写生を始めたのが丁度昨年の春の事。
書き始めは椿でした。
お出かけスケッチ〜京都大原三千院

一年を通して、日常の中で花を探し、季節の花々を知り、花と付き合あったことで、少しは分かるようになった気がします。
おでかけスケッチ〜秋の草花

そして、花にはそれぞれ、その花を詠んだ有名な和歌を書き添えています。

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人はいさ心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の香ににほひける(古今和歌集)

この歌において花は梅を詠んでいると言われています。
和歌と花の解説はこちらの記事で。

おでかけスケッチ〜椿姫と薔薇姫

おでかけスケッチ〜冬から早春の花〜水仙・梅・桃・桜

かな書は、これまた最近どハマリ中のやまと絵と和歌の影響です。
感想:物語とうたにあそぶ at中之島香雪美術館〜市中の山居に憩う

とはいえ、まだまだ花を知らない絵、たどたどしい書しか描けませんが、
日本の感性が育んできた「美」を少しでも作品に込められるよう、頑張って続けたいと思います。


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こちらは定番の「龍虎」今回は銀バージョンです。
柔らかく輝いていた金版とは違って、銀はさすがに渋い、でも華やかさもあったり。
モノクロームの水墨画には銀がしっくりきますね。

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来上がり次第随時お納めしておりますが、手描きですので数に限りがございます、予めご了承ください。

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墨絵アートてぬぐいにつきまして、詳細は以前の記事をご覧下さい
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朱鳥.jpg

新春のめでたさを言祝ぐような新作を構想してはいたのですが、まだ暫く先になりそうです…うーん。春がやってきてしまうルン。その前にご注文品を格別に仕上げるでプルンす。

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2018年12月05日

墨絵アートてぬぐい〜龍田川紅葉

竜田川紅葉.JPG

嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり〜能因法師

先日、葛城山に登ってきました。
舞い落ちた色とりどりのが敷き詰められた道は素敵でした。

頂上にたどり着いたら、紅葉の木々、すすきの草原と、遥か彼方の雲海が眺められ気持ちよかったです。
この感動を絵に表現して作品づくりに生かしたい、と思い構想を練った作品です。

えーぶっちゃけ三室山には登ってませんw
ですが「千早ふる 神代も聞かず 龍田川〜」と詠んだ在原業平も現地を訪れてない(屏風に描かれた紅葉を見て詠んだとか)そうなのでまぁいいでしょ(´ω`)←いいかげん


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「三室山」「龍田川」は「紅葉」の歌枕なので、イメージの世界ということで。
とはいいながらご近所ですしね、またいずれ竜田川へ紅葉狩りに訪れてみようっと。

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秋のおでかけスケッチで、伏見稲荷神社を訪れました。
伏見稲荷は子どもの頃から知っていたけれど、訪れたのは初めてで、なんと山頂にあるとか知らなかった。
ちょっとした登山になってしまいスケッチどころではなかったのですが。

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登頂後なんと、この数年煩っていた症状が治りまして!ありがたい御利益があったのか、たんに運動不足が解消されたからか、とにかくプチ登山に目覚めた、というわけです。

それに山中では木々花々を沢山鑑賞できますしね。
葛城山も、春はつつじ・片栗の花・ショウジョウバカマが楽しみです。


この秋は「秋の七草」を写生しておりました。
おでかけスケッチ〜秋の草花

墨絵アートてぬぐい〜紅葉に鹿


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秋の七草のひとつ、(くず・かずら)大和国吉野国栖が名の由来とも。
すすきと共によく見かける草だけど花は葉裏に隠れるように咲くので印象が薄い。
裏見草という別名から「恨み」に掛けた歌が詠まれる。
おなじみ狐が化ける時に頭にのっける葉がくずらしい(由来は安倍晴明の母狐)
根は巨大に育ち、くず餅や葛根湯になる。繁殖力が非常に強く海外では侵略的外来種扱い。
とまぁ意外にエピソードの多い草花でした。身近なのに全然知らなかったなぁ。


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秋の七草 最後は「あさがお
万葉集で詠まれた「朝貌の花」は桔梗と目されているようです。
時代によって「あさがお」が指す品種は異なるらしい。
星形の花はとても特徴的、そこから意匠された桔梗紋は美しいですね(明智光秀で有名)
風船のようなつぼみから英名はバルーンフラワー。白色や桃色もあり。
愛好家が多いのでしょう割とよくみかけるのですが…絶滅危惧種なんですね。

とりあえず、秋の間に七草スケッチが終えられてよかったよかった。絵づくりにとても役立ちます。


山上憶良が詠んだ秋の七草に因んで、毎回和歌をへたっぴながら書き添えて練習していたのですが。
和歌かな文字の雅な世界にちょっとハマってきました。

日本において「文学」の中心はいつも「和歌」だったのです。
「雪国」でも「坊つちやん」でも「源氏物語」でも「ノルウェイの森」でもなく、五・七・五・七・七にあらゆるこころを織り込んだ短い詩、和歌こそが日本人の文学だったのです!
ぎゅーんと言魂がしゃうとするのです!

えーむちゃくちゃ言ってますねwまぁでもそれぐらい目から鱗だったってことですわ。

奈良に都があった時代の「万葉集」では、じつはまだ日本語を表す文字がなかったので、中国由来の漢字をあて字に使っていたとか。
これがいわゆる万葉仮名とか「変体仮名」ヘンタイすぎてわたしのような凡人には読めませんが、そこから発展して「かな」という独自の表記文字が生まれたというわけです。

日本独自の文化が熟成されたという平安期に生まれた「かな」や、「和歌」(やまとうた)は、「大和絵」(やまとえ)と同じく、日本独特の美意識の源泉なのだろうと思うと胸アツわくわくしまする。
という意味不明なモチベーションを持って、来年の墨絵アートてぬぐいはより雅にいきたいなぁ。

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花枯れる季節の今、驚くほど花盛りなのが、さざんか。
よく見るとバラのような豪奢さもありますね。
椿とほとんど見分けがつきませぬ(´ω`)

冬は梅、そして春の桜を描くのが今から待ち遠しいです。

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2018年11月11日

墨絵アートてぬぐい〜龍虎図・黄金の風

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欠品しておりました龍虎図を新たに納品しました。
けしてお安い訳ではないのですが…龍虎セットでお求め頂いているのはありがたいです。
定番として磨きをかけていきたいと思います。

前回の朱×墨はちょっとどぎつかったwので、今回は金色を使ってみたところ、とても上品に収まりました。
光り輝く金から墨までのグラデーションというのはなかなか魅力的ですね。
よい発色で使えるよう工夫していきます。

鳳凰や麒麟などの霊獣も構想してはいるのですが、まだまだ描き込まねばできませんねぇ。

沢山の方に見て頂けるよう奈良風景も欠品分を納め充実させました。
紅葉が美しい秋の奈良へ、墨絵アートてぬぐいもぜひご覧下さい。

正倉院展も…明日で終わりですなぁ…メガめちょっく!
というわけで、次は新年を迎えるおめでたい画題で描きます、お楽しみに。

紅葉は今が見頃ですね、山奥を散策したいなぁ。
木々や花草を注意深く見るようになったら、普段歩く道でも十分楽しめますが。
庭先やちょっとした空き地にも草花はおりますからね。

今日はコンクリートで固めた隙間に、根を張って咲いている花に目が留まりました。
花壇とか、いってみれば華やかなステージで咲く花ばかりではなくて、
こんな誰の目にも止まらない場所でも、懸命に咲いて命を全うしようとする存在がある…
なんだか自己を重ねてそんな事を感じてしまいました。

そう、この月与志にも譲れない夢がある!
私も「黄金の風」を吹かせたい(´ω`)という願いをこめた龍でした。

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