「星の林に月の舟〜月与志のカルチャー夜話(つよしのカルチャーよばなし)」
毎月隔週 第1・第3月曜日 20:30〜21:30
今回はがっつりカルチャートークの日でした。
戦国時代に独特の発展を遂げた兜のデザインを、墨絵イラストで紹介。
アートレポートとして、日本の物語絵の世界、中国で制作された幻の水墨アニメ、神戸ドールミュージアム、
月与志の十日戎パフォーマンスの様子など。盛りだくさんの話題でお届けしました。
月与志のカルチャー夜話〜第八夜 〜戦国大名の兜デザイン/七福神はアイドル
キーワード:サムライアート・源氏物語絵巻・上海美術電影・アンティークドール
各コーナーの詳細は以下です。
■イントロトーク:
戦場カメラマンさんに雰囲気が似てると。ホントですかね?
書家くず上とも子さんをお迎えして、書き初め生放送。「書×墨絵対決」の様子をふり返り。
→月与志のカルチャー夜話〜第七夜 〜新春書き初め中継「書×墨絵対決」
1)十日戎での墨絵パフォーマンスの様子

なんばパークスにて、新春のおめでたい感じでやってきました。
→報告:月与志墨絵パフォーマンス@えべっさん 難波パークスWADAN

七福神は、それぞれ出身も由来の違う神仏で結成されたスーパーアイドル(偶像)グループといえるでしょう。


詳細記事→七福神はアイドル!?
2)戦国大名の兜デザイン
大阪歴史博物館「戦国アバンギャルドとその昇華 変わり兜×刀装具」展〜中世に現れたサムライアート より
侍の鎧兜が、戦国・群雄割拠の時代にどのような進化を遂げたのかを、墨絵イラストで検証しました、というか、笑えますよね。
サムライアートの神髄は「強さと繊細さの共存」とみつけたり。
平和な江戸期になると、工芸品としての洗練とユーモアがみられます。
明治でサムライアートは終焉を迎えましたが、
そのエッセンスを、現代のアートや工芸で受け継ぐ事は可能ではないか、という提案です。
詳細記事→戦国の変わり兜・中世に現れたサムライアートとは?
3)日本の物語絵の世界
文学と美術の出会い―平安時代から江戸時代の物語絵― より
古来、物語は絵画化され楽しまれてきました。
源氏物語絵巻は、今でいう小説の「映画化・アニメ化」のような感覚だったのではないか。
源氏物語を題材にした絵巻・色紙絵は、流麗達筆なかな文字と、豪奢な大和絵という組み合わせで、夢心地です。
平安貴族の婦女子がその世界に夢中になったろう事が容易に想像できました。
詳細記事→rp:文学と美術の出会い―平安時代から江戸時代の物語絵―
4)中国で制作された幻の水墨アニメ
「上海美術映画製作所(上海美術電影製片廠)にて、1960〜80年代に制作されたという、幻の水墨アニメがあります。
まさに、水墨画が動いてるアニメーションです。
そして、そのお話しも素朴で感動的です。
今となっては、こういった詩情豊かに描かれた作品世界は貴重ですね。
詳細記事→中国で制作された幻の水墨アニメ
5)神戸花鳥園
スケッチ会で行って来ました。描いていると、花と鳥の美しい自然世界に酔いしれました。
「花鳥画」というジャンルが古来より愛好されている理由が少し分かった気がします。
→神戸花鳥園 花の中、鳥たちとふれあえるテーマパーク
6)日本の少女キャラの目が大きいルーツとは?
神戸三宮にある神戸ドールミュージアムでは、貴重なアンティークドールが多数展示されていました。
→神戸ドールミュージアム (Kobe Doll Museum)
19世紀にパリで婦女子の憧れの存在として発展したフランス人形。
実はその頃輸入されたジャポニズム「日本人形」の影響で、子供型べべ・タイプの人形が生まれたんだとか。
そして、フランス人形の可憐さに影響されたといわれる中原淳一氏(1913〜1983)が、瞳の大きな少女を描いて、
以後日本の少女キャラクターは目がぱっちり大きくなるのですが。
なんだかおもしろい文化のキャッチボールがあったんですね。
詳細記事→rp:神戸ドールミュージアム

※余談:毎回、衣装やスタイリングも工夫しています。今回は仙人とか霊幻道士とか言われましたが…(´ω`)
「新しい時代の和」「新しい東洋カルチャー」を表現するのがコンセプトなんです。
まだまだセンスが追いついてませんが、楽しみながら頑張ります。
7)2014年の抱負
→月与志 2013年のふり返り
今年も「月与志のカルチャー夜話」新しい試みにもチャレンジし、ますます充実していきます。
どうぞよろしくお願いします。
ライブ放送を見られなかった方は、番組アーカイブでお楽しみください。
Ustream
→【月与志のカルチャー夜話】#8 2014.01.20
前回の様子
→月与志のカルチャー夜話〜第七夜 〜新春書き初め中継「書×墨絵対決」
奈良の今を伝えるインターネット放送局 DEERs Nara Channel 生放送の番組です。
ご試聴は番組HPよりライブ放送をお楽しみください。
→http://www.deers-nara.com/
月与志site
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