そして、去年2011年9月、東京浅草で行われた、江戸歴史イラスト展にて作品展示しました。
この時の記事や作品をアップしていなかったので、この機会に追録します。
テーマは「江戸時代」
江戸は独自の町人文化が花開き、当時世界一流レベルの先進都市だったそうで、浅草はその中心地区でした。
歌舞伎・浮世絵・着物・花火・祭り・川柳・俳諧・狂歌・算学・儒学・国学・蘭学…
ということで、私はテーマを浮世絵に絞り込みました。
手法としては「リメイク」です。
よく映画や音楽で、過去の名作を現代風にアレンジしますよね、そんな感じです。
おそらく浮世絵と聞いて、最も知られているお三方、
喜多川歌麿・東洲斎写楽・葛飾北斎の作品を取り上げました。

東京×江戸01
SYARAKU
リメイク:東洲斎写楽「二本松陸奥生長」
2011

東京×江戸02
UTAMARO
リメイク:喜多川歌麿「当時三美人」
2011

東京×江戸03
HOKUSAI
リメイク:葛飾北斎「富嶽三十六景〜武州玉川」
2011
名作の構図を頂きながら、
スマフォ持っていたり、青山のビルが写ってたり、ブランド物を身につけていたり、G・Mapがリンクされていたりします。
江戸時代の事を覗いてみると、今の東京と同じく「大都会」
町も、人も、コミュニティも、行われている事は今とあまり変わらない、そんな視点がベースになっています。
もちろん墨筆で描いておりますが、今回はそれをデジタル環境に持ち込んで再構築しました。
ひらたく言うと、墨絵をパソコンで編集・着色・プリントしたという事ですが、浮世絵は版画なので、そういった手法が似つかわしかったように思います。
さらっとテーマにしましたが、浮世絵はとても奥が深い世界。
まだまったく序の口ですねぇ。
■江戸歴史イラスト展

東京で活躍するプロの絵師・イラストレーター・デザイナーの合同展でした。
2011年夏の百花龍乱展(高知・坂本龍馬記念館)のメンバーと共に参加。
そして、江戸の歴史繋がりの皆さんが集まって、楽しい浅草滞在でした。


今年も皆さんとお会い出来ることを楽しみにしています。
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