2011年12月26日

NHK「ならコレ!〜墨絵で現代アート」取材のお話

2011年12月7日・9日、NHK奈良放送局さんに、奈良を表現する墨絵師として取り上げていただきました。
その時の取材の話と補足をしたいと思います。
NHKならナビでご紹介頂きます


あれは「當麻の里あーとの時間」が終了し、楽しい打ち上げを終えた翌日のこと。
突然NHK奈良放送局より取材申し込みのお電話を頂き仰天しました。
そしてその週中にロケ撮影、次の週中にTV放映となりましたので、驚く暇もなく、懸命に取材を受けたという次第です。

その取材の中で、作品のコンセプト・抱いている想い、伝えたい事、なぜその手段なのか、それらをNHKを見て下さる幅広い世代の人達に理解できる言葉で語るよう再三求められました^^;
それが最も苦労した所でした。

絵描きなので言葉で説明して善しとできるのかという葛藤もありました。
ですが、終わってみた今思うのは、この時に一生懸命というか必死に考えた事で、曖昧だった事が整理され自身の方向性が明快になったこと、さらにTVで広く告知されたことで、今後の自分の使命としてやっていこうという気概が生まれたこと、それが大きな収穫だったと思います。


■ 取材

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有名な大和の古道「山辺の道」で墨絵を描くところからVTRは始まります。
描いていた老木は、この有名な石碑のすぐ近くにありますよ。


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今回のロケ地は、奈良県桜井市三輪の、桧原神社さんでした。
三輪山そのものをご神体として仰ぎ見る、本殿を持たない神社。
その質素で清楚なたたずまいが、好きなんです。

ここでは、奈良には千年変わらない普遍的な文化・伝統がある、そこに安心感を感じた、という事を述べています。

そして、墨絵を描き始めたきっかけとして、3月の震災チャリティーイベントへの参加、その時の手応えとその後の流れと、とても分かりやすく放映ではまとめて下さっています。

東村レポーターと参拝をした後、桧原神社さんの御朱印を頂き、奈良を巡った時の話と、集まった御朱印のお披露目もしていました(放映外)

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今日の記念に、龍馬鈴を頂きました。
シャリシャリと心地よい音がして、その度に福を呼んでくれそうですよ。


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ここの神社を選んだ理由はもう一つ、しめ縄の遠く向こうに二上山を望む有名な構図があったからです。
この後、ホームである二上山の麓へ向かいます。
※桧原神社の写真は2011年夏頃撮影のものです


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そして「當麻の里あーとの時間」会期中のギャラリーら・しいへやってきました。
ここで、若い世代へ向けた現代アートにチャレンジした事例の紹介となります。

この取材を通して、自分の制作動機を考え抜く事で、初めて明快なビジョンとなったのが、奈良の伝統と、現代的な何かと相互作用することが必要ではないか、という事でした。

それで、墨という伝統的な技法と、現代的な感性で作品を作り、新しい奈良のイメージを創出して広めていきたい、という話になりました。
アートという分野が、先駆けて担える役割だと思うのです。

なお、放映では、私が呼びかけて「當麻の里あーとの時間」を開催したかのような誤解を生んでしまう構成でしたが、事実はギャラリーら・しいさんの呼びかけによるものです。

野外ロケは当初當麻寺さんを希望していたのですが、日程の調整が難しく桜井方面でとなった事も記しておきます。


※山辺の道
『万葉集』に登場する地名や旧跡、格式の高い社殿、ミステリアスな古墳群など、訪れる人を神話や古代ロマンの世界へといざなうことで人気の大和の古道。

※檜原神社
大神神社摂社。元伊勢とも呼ばれる。祭神は天照大神。拝殿から三輪山自体を神体として仰ぎ見る古神道(原始神道)の形態を残している。自然を崇拝するアニミズムの特色が認められるため、三輪山信仰は縄文か弥生にまで遡ると想像されている。(wikipediaより抜粋)

※當麻寺
飛鳥時代創建。「当麻曼荼羅」の信仰と、曼荼羅にまつわる中将姫伝説で知られる古寺。毎年5月14日に行われる練供養会式は全国的に有名。(wikipediaより抜粋)


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練供養会式



■ 放映後

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やはり反響は大きく、放映後すぐギャラリーへのお問い合わせTELが多数、実際に足を運んで下さった方も何人もおられました。

私の友人達もチェックしてくれたようです。奈良、関西圏内に限らず、関東地方や、なんと海外でも見たよと報告いただきまして…さすが高度情報時代ですねぇ。

個人的には、前述したように自身の方向性が固まった事、そして、家族に見てもらえた事が実は何よりありがたい事だったりしました。

改めて、取材ありがとうございました!

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東村レポーターさんを描く。山辺の道にて。


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タグ:奈良
posted by 月与志(tsuyoshi-jp) at 05:12| Comment(0) | 奈良
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