2019年03月06日

おでかけスケッチ〜椿姫と薔薇姫

この冬もしっかり花の魅力を追いかけておりました。
花枯れる冬、だからこそ目に止まる健気な花々があるんですね。
今年は椿に夢中でした。

万博記念公園につばきの森という素敵な場所がありまして、様々な品種の椿や山茶花(さざんか)を拝見しました。
案内によると、かつて椿は「東洋の薔薇」ともてはやされたそうで、同園に沢山ある「薔薇」と比べつつスケッチ。
ゴージャス!な薔薇と比べると、やはり椿はどこか簡素な上品さがある気がします。

つばき姫.jpg

私のイメージですが…椿姫。香りが少なくつつしまやか。
あるいはココ・シャネルが愛したカメリアから、優美で強さを感じさせるようなお嬢様。

薔薇姫.jpg

一方、薔薇姫は、やはり西洋のクラシカルで豪奢な雰囲気が似合うだろうなぁ。
…と、優雅な名を冠した品種が沢山ある薔薇たちを鑑賞しながら想像(妄想)したものです。


【プリンセスミチコ・ピンクピース】
薔薇といっても実にたくさんの品種があるようで。
濃いオレンジ色のバラ「プリンセスミチコ」は、皇太子妃時代に美智子さまへイギリスから献呈された品種。
鮮やかなピンクのバラ「ピンクピース」性質の強健さから十傑の一つに数えられる、とか(何の十傑だろう)
LOVE」というバラもあるそうで、これを贈れば「幸せゲット」できそうだなぁ。
花って本当に奥深いものですねぇ。

190220_プリンセスミチコ・ピンクピース.jpg



【乙女山茶花・桃割れ椿】
椿の森で目に留まった、可愛いらしい品種。
乙女山茶花(さざんか)」は名前の通り可憐なイメージ。乙女椿というのもあるそうです。
桃割れ」は日本髪「桃割れ」に似ていることから命名された椿。

天津風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ
僧正遍照〜古今集


190220_乙女山茶花・桃割れ.jpg


181203_さざんか.jpg


【冬の花と言えば…椿】
花枯れる季節に咲き誇る鮮やかな赤に元気づけられますね。
お茶席で馴染みのスタンダードな椿(冬は茶花の女王と呼ばれているとか)の他、
名のごとく可憐な千重咲きの「乙女椿」、白斑絞りが美しい江戸ツバキ「岩根絞」など様々。
垣根に利用される「寒椿」はよく見かけますね。

古くから日本に在り、海石榴(つばき)とも。
江戸期に園芸品種で広まる、狩野山楽筆「百椿図」は素晴らしい!

和歌の世界では「つらつら椿
巨勢は、現在の御所市古瀬の辺りだそうです。

巨勢山の つらつら椿 つらつらに 見つつ偲(しの)はな 巨勢の春野を 〜坂門人足(万葉集)

ちなみに「つらつら椿」は巨匠の名句を引用して新しい歌を作る「本歌取り」だったとか。いまのPOPSと同じ事してたんだねぇ。

181224_つばき.jpg


秋はこんなかんじでした。
おでかけスケッチ〜秋の草花

そして冬が終わって、次は早い春を告げる花々を描きます。

おでかけスケッチ〜冬から早春の花〜水仙・梅・桃・桜

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posted by 月与志(tsuyoshi-jp) at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ドローイング・スケッチ・ラクガキ
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