

久しぶりに龍を描きました。
中世の絵師が描いていたような古典的な表現が好きなのですが、今回は今までで一番現代的な竜虎図となりました(当社比べ)
想像上の神獣「龍」は、東洋の長い歴史の中で様々に描かれてきておりまして、そのデザインも時代や地域で少しずつ変化していて興味深いです。
いわば答えのない姿を人々が受け継いで描き、いつの時代も人気があるというまさに伝説の存在。
現代も多くの絵師が龍を描いておられるので、私も描くのには少し気合いが入る特別な画題です。
まだまだ古典から脱しておりませんが、月与志らしい龍を目指しております。
私が思う「龍」は大気のうねりともうしますか、自然そのものを人が捉えた形として生まれたのかな、と。
なのでだいたい何時もこのような表現になっております。
人知の及ばない神々しい存在でもあり、時に恐ろしい側面も持つ…と記事を書いている今、しみじみ思うところです。平成最後の一年は自然がもたらす災厄で大変な年となりました。
こちらはご注文品でしたので、手間暇をかけて制作することができました、ありがとうございました。


夏に水墨画の大作「生々流転」を横山大観展で拝見しまして、大気の息吹や、光と闇を巧みに水墨で表現されているのに大変感銘を受けました。
墨の美しさを活かすにはどのように心がけるべきか…今回は早速その学びを生かして取り組みました。
詳しいお話はまた改めて記事に書きます。
→おでかけスケッチ〜花と風景/暑中お見舞い2018夏

こちらは蘭陵王を単独で半巾サイズに描いたものです。
舞楽でよくお見かけする「蘭陵王」を藤と共に。
→墨絵アートてぬぐい〜奈良風景 2018夏
次は大和猿楽(能楽)を描いてみたいなー。
来上がり次第随時お納めしておりますが、手描きですので数に限りがございます、予めご了承ください。
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